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誰かの声が聞こえるんだ。君の名前を教えて?・・・よく聞こえないな、もっと僕のそばに来ておくれよ。もっと話をしよう。さぁ、おいで。姿を見せて。
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05.16.06:43

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  • 05/16/06:43

04.09.19:47

【記憶のカケラ】氷原に吹く春風

僕の世界は暗い牢の中。
壊れたときにはもう、誰の姿も無かった。

風にまかせ、氷の野を行く
一人でいよう、そう決めて。

吹きすさぶ冷たい風にまかせて旅に出て、
それからであった人たちは、温かくも、冷たくも。
でも、長くいるべきではないと、そう思っていた。

ある人が、ひとつの学園を薦めてくれた。
行くべきかどうか迷ったが、行ってみることにした。

それでも一人でいるべきだと思っていた。
誰かと関わりを持ったとしても、深入りするべきではないと。

それがどうして。
いつしかたどり着いた、春の草原。
いつも僕より一回り小さな青年が隣にいる。

どうして僕は心から笑っているんだろう。
その青年が教えてくれた心の温かさ。平穏。

本当は気を緩めるべきではないのだと誰かの声が聞こえる。
でも僕は、このぬくもりを、心の底から、感じていたい。
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