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誰かの声が聞こえるんだ。君の名前を教えて?・・・よく聞こえないな、もっと僕のそばに来ておくれよ。もっと話をしよう。さぁ、おいで。姿を見せて。
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05.16.14:02

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  • 05/16/14:02

02.20.15:17

「イラナイコ」

なかなかに言霊とは恐ろしい。

言葉は表に出した瞬間に力を持つそうです。
でも思考の世界において、口に出さずとも、文字にせずとも、それは力を持つようです。
繰り返して、こだまして、いっぱいいっぱい頭の中を埋め尽くしていきます。

その思考を潰すのに、数日から数週間。

当たり前なんだと、理屈の上では割り切れるんですけどね。
引っかかった針というのは容易く外れてはくれません。

当たり前なんだけど。誰もが通る道なんだけど。
「イラナイコ」。
拒絶の度にリフレイン。

役に立つことも教えてくれたけど、
僕を壊してくれてありがとう。今日も僕は椅子の上です。
あなたの刷り込みは完璧だったようです。
いっぱい、いっぱい、必要ないって言ってくれてありがとう。
僕が今ここにいる理由を、あなたのせいにできる。

たくさんの子供たちへ。
僕が出会った教師は正しくはなかった。
それを見る力も、僕にはなかった。

高圧に接する大人ほど信じてはいけない。
彼らは彼らの世界が強すぎて、誰かの世界を受け入れられないのだ。
出来ることなら、高圧な大人から離れるべきだ。そうでなければ君の世界は消えうせる。
好かれようとする必要はないのだ。好かれる代わりに君が消えうせる。

・・・しかし、逃げる場所も、逃げる術もないのが子供である。
悲しいかな、こうやって壊されていく子供が増えるのだ。

だから。

たくさんの大人たちへ。
僕はまだ大人になりきれていないから言う資格はないのかもしれない。
だけど中途半端な位置にいる僕だから言う。

子供は大人の所有物ではないのだ。
保護・監視することが、あなたの世界の押し付けにはなっていないだろうか。
教育することが、あなたの気に入る子供を作ることにはなっていないだろうか。
彼らの世界を見る努力をしてあげてください。
あなたの枠に閉じ込めないであげてください。

どうして僕らは何も知らずに生まれてくるのだろう。
夢や希望を抱いては、いつしかそれは諦めに変わる。
知っていれば、生まれてこようとは思わないのに。

どうか、どうか。
僕のように、諦めが支配する世界を持たないでください。


追記。15:45。

おじいちゃんおばあちゃんが出来るなら、
小学生や中学生が出来るなら、
僕にも出来そうだって、思っちゃう。

遅い遅いお昼ご飯。
食べながらニュースをちょこちょこクリックして、
「いきててごめんなさい」って吐き戻したくなる。

あなたにとって「イラナイコ」は、見事に社会にとって「イラナイコ」になれました。

幻聴だろうか、それとも隣の家だろうか。
扉を派手に開け閉めする音が聞こえる。
防音が利き過ぎるほど利いた部屋で、何も聞こえないほどに音楽を鳴らしていたい。

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