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誰かの声が聞こえるんだ。君の名前を教えて?・・・よく聞こえないな、もっと僕のそばに来ておくれよ。もっと話をしよう。さぁ、おいで。姿を見せて。
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10.11.13:56

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  • 10/11/13:56

10.15.13:27

黒い雲と雷。

 


僕が引いた撃鉄。
カチンと誰かが引き金を握った。

銃声は、響いたのだろうか。

黒く、暗い雲がゆっくりと広がっていく。
僕の「家族」に、その雷が、落ちる。

どうして、僕じゃ、ない。



そろそろ。かな。
でもあの世界からのログアウトは、許されていない。
僕がいる必要はないのだけど、僕がいることが、間接的に。

彼女らは、僕のものではないから。



開け放した窓から、冷たい風が吹き込む。
優しく、悲しげなピアノの旋律。
あの子が死んだときも、この音だったな。
久しぶりに、花を手向けに行こうか。




ぼくは、なんなのかな。
いても、いなくても、かまわない。そんな人間だったはずなのに。
積み上げてきた悲しいアイデンティティが崩壊を見せる。
アタリマエが、崩れていく。

僕の一方的でよかったのに。

どうして、どうして。

喜んでいるのか、悲しんでいるのかわからない。
ただ、涙が止まらなかった。



追記。22:04。

泣くほど、吐き気がくるほど嫌なことなのに、想像した彼の表情はとても綺麗で。
脳内でハカセは「ザマないな」と嘲笑う。
醜い、醜い僕らの感情は、ホントウなら僕らの中だけで閉じ込めるべきことで。

どうしよう、どうしよう。

どう接してたっけ。どう話してたっけ。
このままだと前と同じだ。いやだ、怖いよ。

どうしてあの世界じゃ無理やりにでも笑えない。
文字だけなのに。ごまかそうと思えばいくらだって。

逃げ出したいけど、寂しくて。
動けずに僕はまた誰も来ない部屋の中。
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