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誰かの声が聞こえるんだ。君の名前を教えて?・・・よく聞こえないな、もっと僕のそばに来ておくれよ。もっと話をしよう。さぁ、おいで。姿を見せて。
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05.16.08:37

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  • 05/16/08:37

08.22.11:19

アリスインワンダーランド。

あの物語を誰がどれでという視点で一通り見たけど、引っかかるところはいつもそこじゃない。
アリスの勇敢さよりも、マッドハッターのかっこよさよりも、ねずみやジャックよりも、僕の感情はいつだって赤の女王に近い。

「嫌われている方が楽だ。」

僕と同じ目をしていた。
本当は好かれたいのに、好かれている人が羨ましくてたまらないのに、
好かれることが怖くて、好かれた後で離れてしまうのが怖くて。
初めから持っていないなら、失うものって何もないんだもの。持っているものはたった一つ。権力。

周りには常に誰かいるけど、誰も自分の心は見てくれない。
見せていないのだから、見てくれるはずもないけれど、たった一人、信頼していた人にだけ垣間見せてた。
周りにいる誰かが考えるのは、自分の利益と保身。権力者への低頭。だって失いたくないから。

あんなにたくさん人がいたのに、いつだって赤の女王は一人ぼっち。でも誰も気付かない。

数年前、某方と出会った頃に僕が言ってた。「僕のことを好きになっちゃいけないよ」
何より、僕自身への忠告だった。だって、僕の方が好きになってしまうから。

あの物語の中で、どれくらいの人が赤の女王の心を見てあげただろうか。

赤の女王の心を見て誰が好かれる方法を教えてあげようと思ったキャラは誰もいない。

人間が好かれるのは、見た目によるものばかりじゃないんだ。
見た目によるものばかりなら、この文字を解した世界で、どうして僕が好かれよう。

・・・本当は、僕が描く物が、書く物が好きなだけで、だなんて、怖くて考えたくもない。

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